ド軍本拠地、大量空席&「異様な静けさ」 番記者が酷評…感じた“ファンの異変”

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

4連敗を地元紙酷評

【MLB】Dバックス 9ー5 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)

 今季ワーストの4連敗を喫したドジャースに、地元メディアからも厳しい意見が出た。ドジャースは19日(日本時間20日)、本拠地のダイヤモンドバックス戦に5-9で敗戦。地元紙は「他のどんな反応にも劣らないほど多くのブーイングを起こす内容だった」と報じた。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は同日、「ドジャース投手と守備の乱調でアリゾナに敗れ4連敗となった」と題した記事を公開。「ドジャースタジアムは月曜日の夜、異様な静けさに包まれていた。上層席の大部分が空席だったこともその理由の一つだが、それだけではない」とし、4連敗を喫したドジャースの戦いぶりを「他のどんな反応にも劣らないほど多くのブーイングを引き起こすような内容だった。試合のあらゆる面で精彩を欠いた夜となり、今季最悪の連敗を記録した」と断じた。

 序盤からキム・ヘソン内野手が打球を見失うなどのミス、大量リードを奪われた投手陣に言及。「守備の不安定さや打撃のムラはドジャースにとってこれまでも悩みの種だったが、今回の4連敗中で最も際立っているのは、投手陣の不調がますます深刻になっていることだ。この連敗は、昨年5月下旬に5連敗を喫して以来、チーム最長となっている」と指摘した。

 この試合に敗れたことで、ドジャースのチーム防御率は日本時間21日試合開始前時点で4.28となり、メジャー全体で22位に。問題の根源として故障者続出を挙げつつ「良い知らせとしては、故障離脱している選手たちの多くが回復に向かっていることだ」と指摘。その一方で8回にマット・サウアー投手が、ヘラルド・ペルドモ内野手に2ランを浴びると「今季最少かつ(そして、異例の静けさだった)4万1372人の観客の多くが。出口に向かい始め、ドジャースの今年最も精彩を欠いた試合の一つを最後まで見届けることなく球場を後にした」と、連敗中のドジャースを象徴的する場面を描写した。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY