“大谷超え”1097億円男の緩慢に批判の声 米記者が指摘…致命的な盲点「見栄えが悪い」

メッツのフアン・ソト【写真:Getty Images】
メッツのフアン・ソト【写真:Getty Images】

振るわぬ打撃成績に緩慢走塁が追い打ちに

 史上最高の7億6500万ドル(約1097億円)男に厳しい目が注がれている。メッツのフアン・ソト外野手が批判を浴びた緩慢プレーについて、スーパースターであるがゆえに「大ごとになってしまう」と敏腕記者が苦言を呈した。

 昨季オフにヤンキースをFAとなったソトは、ドジャースの大谷翔平投手を上回る15年7億6500万ドルでメッツと契約を結んだ。ここまで本調子とは言えず、打率.243、8本塁打、21打点となっている。

 さらに、スーパースターに対しては小さなプレーでも世間からの視線は厳しい。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者は20日(同21日)、米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演し、ソトの言動に対して注文。かつてパドレスにトレードされた時のソトを「自分を失っているようでした」と回顧し、メッツに入団した今季も、環境の変化で同じような悪影響が出ているのではないかと危惧した。

 19日(同20日)に敵地フェンウェイ・パークで行われたレッドソックス戦で、ソトは左翼方向に大飛球を放つと、本塁打を確信したのかゆっくりと走り出した。しかし、球場名物の「グリーンモンスター」に阻まれて打球はスタンドインせず、ソトは一塁までしか進めず批判を浴びた。

 同記者はソトの成績については「心配していません」としながらも、緩慢な走塁について「見栄えが悪いです。あれこれ言われないように、全力疾走すべきでした」と苦言。「毎日出場する選手は、怪我のリスクがあるので、常に全力疾走できないことは理解できます。でも、見栄えが悪かったです。(全力疾走しないことで)不必要な注目を浴びてしまうのです」と少しフォローしつつも、まずいプレーだったと述べた。

 この件について、ソトがすぐにコメントしなかったことも悪手だったと指摘。その上で「(ソトの)こういう小さいことが気になってしまうのです。そして、ソト(はスーパースター)なので(普通の選手と比べて)大ごとになってしまうのです」と苦言。ファンやメディアの声が厳しいニューヨークで、大型契約を結んでいるという立場から「彼はスーパースターなので(注目を浴びることに対して)準備ができてないといけません」と求めた。

(Full-Count編集部)

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