メキシコの“腕組み男”もWBC参戦へ ライバルが続々表明…日本戦リベンジへ「才能が集結」

マリナーズのアロサレーナ、WBC出場に前向き
メキシコが日本への雪辱に向けてメンバーを着々と揃えているようだ。スペイン語圏向けの米放送局「TUDN」でレポーターを務めるダニエル・シュバールツマン氏は21日(日本時間22日)、自身のX(旧ツイッター)にインタビュー動画を投稿。マリナーズのランディ・アロサレーナ外野手が2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場に前向きな姿勢を示した。
アロサレーナはWBCについて問われると「ああ、参加すると思う。メキシコに招待されたら、(WBCに限らず)全ての大会でプレーしたいと思っている。俺は行くよ」と明言。「常にロドリゴ(ロペスGM)と話している。ベンジー(ギル監督)の下、いいチームが出来上がると思う。WBCでは才能を持った多くの選手がメキシコに集結する。彼らがチームの手助けをしてくれることを期待しているよ」と続けた。
キューバ出身のアロサレーナは、2023年WBCにメキシコ代表で出場。侍ジャパンとの準決勝では岡本和真内野手(巨人)の大飛球をキャッチすると、腕組みをしてどや顔を見せるポーズを披露して話題となり“お祭り男”として注目された。
米ポッドキャスト「WBC Central」で司会を務めるショーン・スプラドリング氏は19日(同20日)に、メキシコのロドリゴ・ロペスGMがアロサレーナらと積極的に接触をしていることを投稿。この他にもジャレン・デュラン外野手(レッドソックス)、アレハンドロ・カーク捕手(ブルージェイズ)、アンドレス・ムニョス投手(マリナーズ)、アイザック・パレデス内野手(アストロズ)、ルイス・ウリアス内野手(アスレチックス)、ラモン・ウリアス内野手(オリオールズ)の名前が挙がった。
また、メキシコメディア「Deportrece」のエリック・アギーレ記者によると、アンソニー・バンダ投手(ドジャース)、ロベルト・ガルシア投手(レンジャーズ)、ジェレマイア・エストラーダ投手(パドレス)、ジョーイ・オルティス内野手(ブルワーズ)、ニック・ゴンザレス内野手(パイレーツ)、マーセロ・マイヤー内野手(レッドソックス傘下)のメキシコ系米国人の6選手がWBCメキシコ代表に興味を示しているという。
2023年は準決勝で侍ジャパンに逆転サヨナラ負け。そのリベンジと世界一に向けて、史上最強軍団の結成に動いているのは間違いないようだ。
(Full-Count編集部)