イチローは犠打決めるも17打席無安打 守備でフェンスに激突する場面も
7回に犠打野選、ラッキーな形でチャンス広がり決勝犠飛につながる
マーリンズのイチロー外野手は11日(日本時間12日)、本拠地でのナショナルズ戦に「7番・ライト」で先発出場し、2打数無安打だった。7回に犠打を決め、これがチームの決勝点につながったものの、この日も快音は聞かれず17打席連続ノーヒット(1四球、1犠打含む)。チームは2-1で勝利した。
イチローは2回の守備で、2死一塁から相手先発ゴンザレスの右翼へ切れていく飛球を追い、ファウルゾーンのフェンスをよじ登った。打球は三塁側のファウルスタンドへ落ち、キャッチは出来なかったものの、球場がどよめいた。
その裏の攻撃では、2死走者なしで初めての打席に立ち、相手先発ゴンザレスの直球を叩いて中飛。さらに、1-0とリードして迎えた5回は先頭で投ゴロに倒れた。
6回、イチローは守備で再びファウルグラウンドへのフライを追うと、今度はフェンスに激しく衝突。惜しくもキャッチできず、直後には左肩を気にする仕草を見せたが、その後もプレーを続けた。
1-1のままで迎えた7回には無死二塁のチャンスで打席へ。2球目をバントすると、小フライとなった打球が三塁側にポトリと落ちる。ピッチャーのジャンセンがこれを三塁に投げたが、悠々セーフとなった。
イチローも一塁を駆け抜け、記録は犠打と野選。ラッキーな形で無死一、三塁とチャンスが広がった。続くロハスはライトへのフライを放ち、三塁走者のリアルミュートが生還。1点を勝ち越した。
マーリンズはこのままリードを守り、2-1で勝利。イチローは2打数無安打で打率2割4分1厘となった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count