青木宣親、今季残り試合絶望も ジャイアンツ監督が可能性認める
脳震とうの症状再発の青木は復帰困難か、ボウチー監督「そうならないことを祈っている」
ジャイアンツのブルース・ボウチー監督は脳震とう再発で戦線離脱を余儀なくされている青木宣親外野手が今季欠場する可能性を明らかにした。地元紙「サンノゼ・マーキュリー」が報じている。
青木は脳震とうの症状に苦しんでいる。8月9日のカブス戦でジェイク・アリエッタ投手の148キロのカットボールを頭部に受け、途中交代。同12日に復帰したが、脳震とうの再発で7日間の故障者リスト入り。復帰後にまたしてもめまいなどの症状を訴え、しばらく先発を外れた。そして今月8日(日本時間9日)、アリゾナ遠征中のチームから離れ、通訳とともにピッツバーグへ。9日に脳震とうの権威として有名なマイケル・コリンズ医師の診察を受けた。
青木のみならず、グレゴール・ブランコ外野手もこの日、脳震とうの再発が発覚。今季の残り試合について2選手が欠場となる可能性を問われたボウチー監督は「それはあり得る。ハンター・ペンスですらそうだ。我々は(シーズン終了まで)残り3週間となっており、彼らの今季は終わったかもしれない。そうならないことを祈っているが」と語ったという。
リードオフマンの青木はレフト、主砲ペンスはライトのレギュラーだ。高い守備力を誇るブランコは重要な控えとして今季も存在感を発揮していた。昨季のワールドシリーズ王者の外野は一気に手薄になっている。