佐々木朗希は「日本時代に比べて悪化」 “告白”に満足も…ド軍コーチが語る現在地

ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ドジャース・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

ド軍投手コーチが語った現状と今後

 右肩インピンジメント症候群で負傷者リスト(IL)入りしているドジャースの佐々木朗希投手。開幕直後の制球難から球速低下など、さまざまな課題を抱えてきた中での負傷発覚となったが、マーク・プライアー投手コーチは現状について、米メディアで前向きに語った。

 佐々木はメジャー初勝利を挙げた3日(同4日)のブレーブス戦登板後には右肩に痛みを感じていたが、チームに報告しなかった。その後、13日(同14日)にIL入りとなった。

 この件についてプライアー投手コーチは、米ポッドキャスト番組「ドジャース・テリトリー」で見解を語った。佐々木は日本でプレーした昨年もコンディション不良で離脱していたことに「去年、明らかに何回か日本で(肩の状態に)悩まされていた。再発しているのは少し奇妙だけどね」との見方を示した。

 育成と結果を残すことの両方が求められている事情に触れ、「それらは簡単なことではない。3Aからメジャーに昇格した選手が、メジャーでも成長を続けようとするケースはよくあることけど、それは本当に難しいこと。時に(成長スピードが)狂ってしまうことがある」と、佐々木をかばった。

 続けて「間違いなく肩(の状態)は(パフォーマンスに)影響しているだろう。球速が落ち続けたことは明らかだった」と指摘。それでも「遂に彼は私たちの元へ話しに来てくれた。彼が話してくれて満足しているよ」と、佐々木が状態をしっかりと報告したことを評価。肩の状態や強度について本人と十分に話し合ったことを明かした。

 佐々木の今後の復帰プランについては「全員が(佐々木の肩が)いい状態だと感じたら、投球を再開する。チームとして取り組むよ」と明かした。課題の制球について「日本時代と比べてステップダウン(悪化)しているからね。取り戻さないといけない」と指摘。「そして、打者に球種を狙い撃ちをされないように、対策を立てないといけない。MLBで復帰できるように、そして育成面でも色々と取り組むよ」と、今後も佐々木をしっかりとバックアップすることを強調した。

(Full-Count編集部)

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