大谷翔平、右脚に打球直撃のアクシデント 苦悶の表情に場内騒然…4回9安打5失点で降板

“打者天国”クアーズフィールドで初登板、4回に打球直撃の不運
【MLB】ロッキーズ ー ドジャース(日本時間21日・デンバー)
ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地デンバーで行われたロッキーズ戦に「1番・投手兼指名打者」で出場。3回まで2失点投球も4回のマウンドで右脚に打球が直撃するアクシデントに見舞われた。
4回、ベックとバーナベルに連打を浴び、守備が乱れる間に3点目を失うと、続くモニアック、ドイルにも連打を許した。4連打後、アルシアの痛烈な打球が大谷の右脚に直撃し場内は騒然。大谷は苦悶の表情で脚を引きずり、痛がる素振りを見せた。トレーナーらが駆け付けるも大谷は交代せず、4回を投げきりこの回で降板となった。今季10度目のマウンドは4回9安打5失点の内容だった。
ロッキーズ放送局「Rockies TV」で解説を務めたライアン・スピルボーグス氏は「彼にとって重要だったのは、打球が直撃した際に(右)脚が宙に浮いていたことです。もし、脚が地面についていたら様々な問題を引き起こします」と直撃の瞬間を不安そうに振り切った。
大谷が続投する姿を見た実況のドリュー・グッドマン氏は「私はほっとしています。きっとファンも、彼が続投する姿を見てそう思っているでしょう。ドジャース目線で言えば、ぞっとする瞬間でした」と安堵していた。
大谷は投手として試合前時点で今季9試合に登板して0勝0敗、防御率3.47。前回登板した13日(同14日)のエンゼルス戦では4回1/3を投げて5安打7奪三振4失点。復帰後最多の80球を投げ5回のマウンドに上がるも勝ち星を逃していた。