巨人30歳は「GG賞安泰」 戸郷も安堵…安打強奪の“鉄壁”美技が「最強すぎる」

今季未勝利の戸郷を救う華麗な守備
■巨人 ー ヤクルト(25日・東京ドーム)
巨人・吉川尚輝内野手が見せた戸郷翔征投手を救う華麗な守備に東京ドームが歓声に包まれた。ライト前に抜けそうな打球をスライディングキャッチし、一塁へ正確な送球。相手の先制を防ぐ守備に「最強すぎる」「たまらん」と声があがっている。
初回1死二塁で、ドミンゴ・サンタナ外野手が放った打球は一二塁間へ。引っ張りを警戒し、二塁ベース後方に守備位置をとっていた吉川は俊敏な動きを見せると、スライディングしながら打球を好捕。そのまま一塁へ送球しアウトにした。
抜けていれば得点の可能性もあっただけに吉川の美守にナインは拍手を送り、マウンドの戸郷も感謝した。好守備を見たファンからは「取ってから投げるまでのスムーズさが堪らん」「シフトの逆をつく打球だったけど、問題なく処理」「残念!そこは吉川尚輝」「GG賞安泰」と称賛の声が集まった。
吉川は全143試合に出場した昨年、セ・リーグの二塁手部門で初のゴールデン・グラブ賞を受賞。今季もここまで全試合に出場し、リーグ5位の打率.294とバットでも結果を残している。岡本和真内野手が怪我で離脱したチームにあって、30歳が攻守に引っ張っている。