騒然の緊急交代から1か月…鹿児島に突然現れた達人が「半端ないって」 次々と“安打強奪”

オリックス4年目25歳の大里、好守を連発
■オリックス 13ー5 ソフトバンク(25日・鹿児島)
オリックスの大里昂生内野手が25日、鹿児島で行われたソフトバンク戦に「8番・二塁」で先発出場。好守を連発してチームを盛り立て13-5の勝利に貢献した。鮮やかすぎるプレーに、SNS上では「大里半端ないって!」など興奮する声が上がっている。
慣れない地方球場でも安定感は変わらない。7回、柳町の中堅に抜けそうな痛烈な打球を逆シングルですくいあげると、すかさず体を反転させて一塁送球でアウトに。8回は渡邉の一、二塁間への鋭い打球をワンバウンドでダイビングキャッチし、1回転して起き上がって一塁に送球しピンチの芽を摘んだ。
2021年の育成ドラフト3位でオリックスに入団。2年目の2023年の開幕直後に支配下登録され、同年は5試合に出場した。昨年は51試合に出場して打率.235を記録。今季は4月18日のソフトバンクとの2軍戦での守備で、飛球を追って味方選手と交錯。そのまま担架で運ばれて交代していた。しかし、今月20日に1軍に出場選手登録されると、徐々に存在感を発揮している。
4年目25歳のスーパープレーにファンは騒然。「めっちゃ助かるよ」「影のMVP」「守備めちゃくちゃ光ってた」「ナイスプレーに泣けてくるわ」「うますぎるわ、ほんま」「何本ものヒットを防いだ」「まじかっけぇわ」「大の里が横綱昇進を決めた日に大里ハンパない」といったコメントが並んだ。
サッカー選手の大迫勇也(神戸)が鹿児島城西時代に相手チームの選手から言われた「大迫、半端ないって」は流行語にもなった言葉。鹿児島開催だけに「大里ハンパないって」というフレーズが続出していた。