「日本人がいかにしっかりしているか」 敵地放送局も驚愕…山本由伸が米に示した“凄み”

プッシュバントを華麗に処理
【MLB】ドジャース 7ー2 ガーディアンズ(日本時間27日・クリーブランド)
投球だけでなく好守にも喝采が上がった。ドジャースの山本由伸投手は26日(日本時間27日)、敵地で行われたガーディアンズ戦に先発。3回には自らのフィールディングで最少失点にとどめた。
2回までは無安打4奪三振と好投していたが、3回に先頭アリアスを歩かせると、続くマルティネスに右前打を許し、無死一、二塁のピンチに。ここで続くウィルソンは犠打を試み、前進してきたフリーマンの横を抜いた。さらにキムも前進したため一塁が空くという状況だったが、山本は自らダッシュで捕球すると、かいくぐるようヘッドスライディグしたウィルソンにタッチし、際どいタイミングだったがアウトを奪った。
セーフであれば無死満塁のピンチとなっていたが、続くクワンの内野ゴロの間に1点を奪われたのみで最少失点で切り抜けた。日本で3度のゴールデン・グラブ賞を受賞した好フィールディングを見せつけた。
このプレーを敵地実況も絶賛。地元放送局「ガーディアンズTV」実況のマット・アンダーウッド氏は「タッチアウト! ヤマモト、凄まじいプレー!! アウトを奪える唯一の方法でした!」と絶叫。ガーディアンズOBで解説者のリック・マニング氏が「ヤマモト、あのプレーは本当にすごい! なんて素晴らしいプレーなんでしょう」と応じると、アンダーウッド氏は「ワオ! 日本の選手がいかに基礎がしっかりしているかを改めて示しています」と敵ながら賛辞を送っていた。
MLB公式X(旧ツイッター)は「ヨシノブ・ヤマモト、やるべきことを自分でこなす!」と動画付きでこの好守を紹介。SNSでは「我らのエース」「体のバランスがすごいな」「なんだよこのフィールディング!!」「山本由伸フィールディングもえぐすぎる」「この辺は日本野球の良い所だよな」「熱盛!」「やっぱ運動神経いいんだなって再確認」「タッチまで完璧とか…投手じゃなくて“総合守備職人”やん」などの称賛が相次いだ。