163億円イジョンフが突如の不振 止まった打棒…韓国メディア嘆き「評価一変」

3・4月は打率.319も…5月は.234と失速
MLB公式サイトは26日(日本時間27日)、今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」の予想結果を公開した。4月度に選出されたジャイアンツのイ・ジョンフ外野手は選外に終わり、韓国メディアは「わずか1か月で評価一変……」などと嘆きが止まらない。
まさかの急速冷凍だ。昨季は故障もあって37試合の出場にとどまった中、オフに打撃フォームを修正。迎えた2年目は3・4月に打率.319、3本塁打、OPS.901と本来の姿を取り戻し、4月の「オールMLBチーム」で外野手部門のファーストチーム入りを果たした。
韓国プロ野球で圧倒的な成績を残し、“韓国のイチロー”の異名を取った26歳。2023年オフにポスティングシステムでは野手歴代最高額となる6年1億1300万ドル(約163億8200万円)の契約を得た逸材がいよいよ本領発揮……かと思われたが、5月になって突如色褪せていく。
5月は24試合で打率.234、3本塁打、OPS.632。シーズン全体でも3割台だった打率は.281まで下降した。結果として5月度の「オールMLBチーム」選外となると、韓国メディア「OSEN」は「『5月打率.242』わずか1か月で評価一変、オールMLBチームに名前すら出ず」としてイ・ジョンフの現状を伝えた。同メディアは「5月の不振が今回のオールMLBチーム予想から外れた決定的な理由と見られる」と分析した。
シーズン162試合の長丁場。どんな選手であれ好不調は存在する。一方でイ・ジョンフの場合は、1年目が不振と故障で結果を残せず、米メディアでは不良債権化を指摘する声もあっただけに、是が非でも今季は好成績を残したいところ。果たして春先だけ好調だったのか……今後の活躍にも注目が集まる。
(Full-Count編集部)