104億円左腕は「とにかく課題は決め球」 痛恨の逆転負け…ド軍に突きつけられる課題

指揮を執ったドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】
指揮を執ったドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:荒川祐史】

救援左腕スコットは8回に2点差を追いつかれて降板「カウントを有利にしているが」

【MLB】ガーディアンズ 7ー4 ドジャース(日本時間29日・クリーブランド)

 ドジャースは28日(日本時間29日)、敵地のガーディアンズ戦で救援陣が崩れて2点差逆転負け。3連勝を逃した。デーブ・ロバーツ監督は「8回に入る時点ではリードしていて、感触は良かった。勝利に向けて我々は十分にやっていたと思っていた。しかし8回に(勝利が)遠ざかってしまった」と肩を落とした。

 痛恨の継投失敗だった。7回から救援していた左腕スコットが8回もマウンドへ。連打と四球で無死満塁のピンチを招き、1死後、ジョーンズの左前2点打で同点に。同1死一、二塁からマウンドに上がったべシアは、マルティネスに勝ち越し3ランを浴びた。

 勝ちパターンのリリーフ陣が打ち込まれた。ロバーツ監督は「(べシアは)ボールが先行してしまい、直球を本塁打にされてしまった。(スコットは)ストライクが取れているし、カウントを有利にしているが、打者を打ちとるために、とにかく課題は決め球だ。(7回2死で三振を奪った)エリアスの時のようにね。あれには本当に感心させられた。時折、球自体はいいが、最後に仕留め切ることが課題」と嘆いた。

 スコットは4年総額7200万ドル(約104億3000万円)の大型契約で加入したばかり。地区首位を走っているとはいえ、強力打線に助けられる日々が続いている。「これはつらいことだし、悔しさもある。先発投手がいい投球をしたときは、勝たないといけない」と無念さを滲ませた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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