菊池雄星、ジャッジへの申告敬遠は「よくわからない」 抱えた“疑問”…「好きな投手はいない」

菊池雄星は5回1失点の粘投も5敗目
【MLB】ヤンキース 1ー0 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)
エンゼルスの菊池雄星投手が28日(日本時間29日)、本拠地で行われたヤンキース戦に先発登板し、5回1失点と好投したが味方に援護がもらえず今季5敗目を喫した。アーロン・ジャッジ外野手は2度の申告敬遠で勝負を避けた形になり「個人的にはよくわからない。ただ、考え方もコーチ陣であるでしょうから。この後、話したいなと思いますね」と話すにとどめた。
初回1死二塁で迎えたジャッジとの対戦で1度目の申告敬遠。その後1死満塁とピンチが広がり、ボルピに中犠飛を許して先制点を許した。それでも後続を断って最少失点で切り抜けると、ペースを掴んだ。
初回から申告敬遠したことについて「初回ですからね。ランナーをためるよりは勝負して。別にヒットでも、仮にホームランでも2点ですから。やっぱりビッグイニングを作りたくないというところと、自分の球の状態を確認しながらの立ち上がりにどうしてもなるので。そういう中で自ら苦しくしてしまうというのは、どうなのかなとは思いますけど。でも、結果的に1点で終わりましたし、監督の判断が正しかったってことだと思います」と話した。
2回2死二、三塁ではジャッジを再び申告敬遠。2イニング連続敬遠に球場は騒然となった。ただ、冷静な投球でピンチを脱した。3回以降は無安打に抑える尻上がりの内容で、4回、5回は3者凡退に仕留めた。5回93球を投げて4安打4奪三振5四球で1失点。防御率を3.06とする投球だった。
(Full-Count編集部)