菅野智之、渡米後ワースト7失点も“ミラクル勝利” 3被弾も最多…大量22点援護で6勝目

レイズ戦に先発したオリオールズ・菅野智之【写真:ロイター】
レイズ戦に先発したオリオールズ・菅野智之【写真:ロイター】

6月は全試合で3失点以上

【MLB】オリオールズ 22ー8 レイズ(日本時間28日・ボルティモア)

 オリオールズの菅野智之投手は27日(日本時間28日)、本拠地のレイズ戦に先発。2回に3本塁打を浴びるなど5回を投げて渡米後ワーストの7失点を喫するも、味方打線が22得点を挙げる大量援護で6勝目を挙げた。

 初回は2者連続で空振り三振を奪うなど、3者凡退という好調な立ち上がりだった。しかし、2回に先頭のジョナサン・アランダにカットボールをバックスクリーン右に運ばれる9号ソロを浴びると、1死からジョシュア・ローにもカットボールを捉えられ、右翼席へ5号ソロを被弾した。

 2死二塁から適時打を浴びて3点目を奪われると、さらにはブランドン・ローにもカーブをすくわれ、右翼席に飛び込む17号3ランを浴びた。渡米後ワーストとなる3本塁打を被弾し、一挙6失点の大乱調となった。

 3回は3者凡退で立ち直ったかに見えたが、4回にも2死から3連打を浴びて7点目を失った。それでも4試合ぶりに5回イニングを消化すると、直後の攻撃で味方打線が逆転。終わってみれば21安打で22得点という大量援護に支えられ、16度目の登板で6勝4敗とした。一方で、9安打、3本塁打、7失点はいずれも渡米後ワーストだった。防御率は4.06に悪化した。

 メジャー1年目は安定した投球を披露していた菅野だが、この試合前の3戦でも5回を投げ切れておらず、いずれも3失点。このところ調子を落としており、正念場を迎えている。

(Full-Count編集部)

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