投高打低も打率3割超 小笠原道大氏が語るオリ24歳の”魅力”「無駄な動きがない」

オリックス・太田椋【写真:栗木一考】
オリックス・太田椋【写真:栗木一考】

小笠原道大氏は打率.323のオリックス太田を称賛「入った時からいいバッター」

 日本ハム、巨人などで通算2120安打を記録した小笠原道大氏が9日、パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルの「月曜日もパテレ行き」に出演し、オリックス・太田椋内野手のバッティングを分析した。

 試合開催が少ない月曜日も、プロ野球、パ・リーグファンが楽しめる時間を作りたいとの想いでスタートした「月曜日もパテレ行き」。日本生命セ・パ交流戦スペシャル第3回は、G.G.佐藤氏と小笠原道大氏が「投高打低」について徹底議論した。

 現役通算打率.310をマークしている小笠原氏。G.G.佐藤氏が単刀直入に「3割バッターが減っている原因はどこにあるのか」と質問すると、小笠原氏は「昔と今で状況も違っているので一概には言えないんだけど」と前置きしつつ、「ピッチャーの技術が上がったからだけではないと思う」と分析。「今って、打ち方とか構えとか、バッターのタイプが少なくない? オリジナリティが足りないかな」と考えを示した。

 そんな「投高打低」のなかで、現在、故障で離脱しているものの、リーグ2位の打率.323(10日試合前時点)を記録しているオリックス・太田について、小笠原氏は「ケガが多いよ! でも、入った時からいいバッターというのは分かっていた」とコメント。

 続けて「しっかりと軸足に乗った中で、必要以上に前に出されていない。バットが、トップの位置から無駄な動きがなくて、効率良くバットを出している。耳と肩の間から自然な形でバットを出していて、そこで高低差やコースによって対応するようになっている」といくつかのポイントを挙げた。

 さらに、「もともと彼は、逆方向に打つのが上手で、長打も出る。強引に引っ張ろうとしないので、開きも早くならないから、変化球に対応しやすい」と魅力を語ると、これにはG.G.佐藤氏も「変化球が来ても、拾える感じがありますもんね」と納得の表情を見せていた。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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