ジャッジが浮き彫りにしたイチロー氏の“偉大さ” 打率4割間近でも届かぬ領域「ハードル高すぎ」

マリナーズ時代のイチロー氏(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
マリナーズ時代のイチロー氏(左)とヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

今季は241安打ペースも…さらに上回るイチロー氏の記録

 あらためて日本の安打製造機が脚光を浴びている。打率4割に迫る驚異的な記録を残すヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は、今季241安打のペース。あらためてイチロー氏が2004年に残した不滅の記録の凄みが見えてくる。

 今季ここまで65試合で打率.396、97安打、24本塁打、58打点、出塁率.491、OPS1.267をマークしているジャッジ。本塁打はマリナーズのカル・ローリー捕手に2本差があり、打点はリーグが異なるメッツのピート・アロンソ内野手に4点差があるが、それ以外の数字はいずれもメジャー全体でトップだ。

 MLB公式X(旧ツイッター)は10日(日本時間11日)に「シーズン240安打以上だった最後の選手は2004年のイチロー・スズキです(262本)。アーロン・ジャッジは何本のヒットで終わるでしょうか?」と投稿。2人の写真を並べ、あらためてイチロー氏が2004年に残したシーズン最多安打記録の偉大さを強調した。

 イチロー氏はメジャー1年目の2001年にも242安打を放ち、10年連続で200安打をマークしている。SNSでは「イチローは262安打で高いハードルを設定した」「何本打つか分からないが、イチロー・スズキを引き合いに出されるなんてジャッジは超一流」と、イチロー氏を称えるコメントが寄せられた。

 一方で「シーズン終盤には対戦相手が勝負せずに彼をもっと歩かせるようになる」「想像してみて……これに加えて長打力もあるんだから」と、イチロー氏と長距離砲であるジャッジを単純に安打数で比較するのは難しいとの見方も。「歴史を追いかけるジャッジを見るのは驚くほどすばらしいこと」「ジャッジが240安打打てばワクワク」と、ジャッジの今後の快進撃に期待を寄せる声も相次いだ。

(Full-Count編集部)

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