ジャッジが証明した“最強の称号” 大谷翔平&ルースも未達成…150年以上の歴史で初の偉業

チーム最初の66試合で打率.385&25HRは史上初
【MLB】ヤンキース 6ー3 ロイヤルズ(日本時間12日・カンザスシティ)
歴代ナンバーワンの座に君臨した。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は11日(日本時間12日)、敵地のロイヤルズ戦に「2番・右翼」で先発出場し、3試合連続となる25号本塁打をマーク。今季は開幕から高打率もキープし、米記者によると“メジャー最高”の数値を記録したという。
第3打席まで無安打に封じられていたジャッジだったが、5-0の7回に右腕クルーズの99マイル(約159キロ)直球を捉えた。打球速度108.8マイル(約175.1キロ)、飛距離413フィート(約125.8メートル)、角度24度の一発を右中間へ放り込んだ。3試合連発とし、本塁打ランキングでは1本差の2位とした。
年間61本塁打ペースに浮上し、自身4度目の50本塁打もタイトルも視界に入るが、やはり今季のジャッジは打率の高さが際立っている。この日は1安打にとどまったものの、打率.395は堂々のメジャートップ。打率4割も狙える位置にいる。そしてMLB公式のサラ・ラングス記者によると、ジャッジは歴代の大打者たちを一気に抜き去ったようだ。
同記者は「25本塁打&打率.394」としてジャッジの成績を紹介すると、「アーロン・ジャッジはチーム最初の66試合で25本塁打以上と打率.385以上を記録した最初の選手です」と史上初の記録が生まれたとした。さらに「チーム最初の66試合で25本塁打以上を放った選手の打率ランキング」も掲載し、ジャッジ以下は「1956年のミッキー・マントル:.381(27本)、1932年のジミー・フォックス:.379(29本)、1994年のフランク・トーマス:.376(25本)、1930年のベーブ・ルース:.375(29本)」と殿堂入り打者が並ぶという。
2022年にア・リーグ新記録の62本塁打を放ち、昨年は59本塁打&144打点を記録した現役最強打者。今季は史上14度しかない3冠王、1941年のテッド・ウィリアムズ以来となる打率4割の可能性も。果たして、文字通り“歴代最強打者”になるのか。今後の1打席1打席からも目が離せない。
(Full-Count編集部)