阪神・佐藤輝明が160キロ粉砕の19号 泥沼の連敗脱出へ光明…年間41発ペースでキング独走

「4番・右翼」で先発出場
■阪神 8ー1 ロッテ (18日・甲子園)
阪神の佐藤輝明内野手が18日、甲子園球場で行われたロッテとの交流戦に「4番・右翼」で先発出場。6試合ぶりとなる19号2ランを放った。キング独走の一発に本拠地は大歓声に包まれ、チームも8-1で圧勝。泥沼連敗を「7」で止めた。
5点リードで迎えた8回の第5打席、ゲレーロが投じた160キロの速球をバックスクリーン左に叩き込んだ。リードを7点差に広げ、連敗脱出へダメ押しの一打となり、本拠地からは「テル」コールが巻き起こった。
これで6月は15試合で7本塁打。交流戦は4日の日本ハム戦で1試合2本塁打を放ち、8日のオリックス戦では満塁弾を放つなどインパクトを残してきた。だが、チームの連敗とともに自身の成績も下降線をたどると、17日のロッテ戦では4三振を喫した。連敗していたチームとともに長い沈黙を破る久々の快音となった。
この日の一発で年間41本のペースとなり、2位には8本差。阪神ではランディ・バース以来39年ぶりの本塁打王も見えてきた。打点王のタイトルも同僚の森下翔太外野手と1点差で競っている。
2020年ドラフト1位指名で阪神に入団。1年目から24本塁打を記録すると、3年連続で20本塁打以上を放った。昨季は2軍降格も経験し、自己最少の16発にとどまった。だが、今季は開幕からアーチを量産。両リーグ最速で2桁本塁打に到達していた。