山本由伸、5回無失点で7勝目　雨天中断の不運も…約1か月ぶり白星、防御率2.61

5月27日ガーディアンズ戦以来の勝利

【MLB】ドジャース 8ー1 ロッキーズ（日本時間26日・デンバー）

　ドジャースの山本由伸投手は25日（日本時間26日）、敵地でのロッキーズ戦に先発。5回56球を投げて1安打無失点、1四球6奪三振の好投で今季7勝目を手にした。雨天中断もあって早期降板となったが、5月26日（同27日）以来、約1か月ぶりの白星に笑顔を見せた。

　打者天国を苦にしない、力強いピッチングを見せた。初回は3番ベックをカーブで空振り三振に仕留めるなど、打者3人を10球で退けた。2回は2三振、3回2死から初安打を許したものの、スコアボードにゼロを並べ、5回は先頭エストラーダに四球を与えたが、続くトグリアを投ゴロ併殺打に打ち取った。

　援護したい打線は6回、四球と大谷翔平投手の安打で好機を作ると、2死二、三塁でマンシーが打席を迎えた場面で突如の豪雨が発生した。マンシーは内野フライで凡退かと思われたが、相手二塁手が打球を見失ったことポトリと“落球”。思わぬ形で山本に援護点が生まれた。

　その後、90分近い中断となったため、山本は56球ながらも降板。5回1安打無失点の見事なパフォーマンスだった。山本降板後にブルペンが1点を失うも、7回にはマンシーが12号満塁弾を放って試合を決め、山本が今季7勝目を手にした。

　5月26日（同27日）の敵地ガーディアンズ戦以降、4試合連続で白星が遠ざかり、直近4先発は0勝3敗、防御率5.23だった。やや調子を落としていた中で復活を印象付ける好投。今季成績は16先発で7勝6敗、リーグ5位の防御率2.61、同9位タイの101奪三振となった。

（Full-Count編集部）