山本由伸、満塁弾など5失点「自分の力不足」 試行錯誤も実らず…四球が「反省点」

試合後、取材に対応したドジャース・山本由伸【写真:上野明洸】
試合後、取材に対応したドジャース・山本由伸【写真:上野明洸】

4回2/3を5失点で7勝目はお預け

【MLB】ジャイアンツ 6ー2 ドジャース(日本時間14日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手は13日(日本時間14日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発し、5回途中6安打5失点で今季5敗目を喫した。3回に痛恨の満塁弾を浴びるなど、4回2/3を投げて5失点で降板。2被弾を含む5安打5四球4奪三振の内容で、7勝目はお預けとなった。試合後は「自分の力不足」と話した。

 山本は初回に1死から好調のアダメスに右方向へソロを浴びて先取点を許した。2回は無失点に抑えたものの、3回には3つの四球で満塁のピンチを作り、シュミットに左翼席へ一発を叩き込まれた。降板時、山本はうつむきながらマウンドを去り、ベンチでは頭を抱える場面もあった。5四球は渡米後自己ワースト記録となった。

 この日のマウンドは「なかなか狙ったところに投げられず、ランナーを溜めてしまった。そこで一発を打たれましたけど(3回は)その前に四球3つでランナーを溜めてしまったところが反省点かなと思います」と唇を噛んだ。

 5回を投げきれず「点の取られ方もすごく悪かった。1球1球の内容も納得のいくものではなかった。早く調子を元に戻して、良い投球を。気持ち的には切り替えようと思っていますけど、なかなか修正できず、最後まで良い投球ができませんでした」と反省の言葉を並べた。

 山本は前回登板となった7日(同8日)の敵地カージナルス戦では6回無失点の好投を披露も、勝ち星は付かなかった。12日(同13日)終了時点で防御率はリーグ3位の2.20だったが、この日の投球で2.64となった。

 球数が序盤でかさんだことには「試行錯誤した中で投げました。自分の良い投球ができていなかった。力不足だなと感じますもちろん、球数を少なく長く投げていくことは大切ですし、1人1人しっかり対戦していくことが長いイニングを投げられることだと思っています。良い投球をしても反省するところはたくさんありますし、こういった試合も次に繋げられたらなという気持ちで過ごしています」と前を向いた。

(Full-Count編集部)

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