トレード志願で待っていた“地獄行き” 30歳に下された残酷な結末、米冷笑「罰を受けた」

地区2位から地区最下位へ移籍
トレードを願い出た罰なのか物議を醸している。ブルワーズのアーロン・シバーレ投手が、先発ローテを外された不満からトレードを志願したところ、翌日に弱小球団のホワイトソックスにトレードされるという皮肉な結果となってしまった。
30歳の右腕シバーレは、メジャーで通算122試合に先発し、40勝を上げている。昨年7月にレイズからトレードでブルワーズに加すると、14試合に先発して6勝3敗、防御率3.53と及第点の結果を残してきた。今季ここまで5試合に先発し、1勝2敗で防御率4.91という内容だった。13日(日本時間14日)にホワイトソックスへトレードとなった。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が同日、この経緯を報じている。シバーレは先発ローテを外されたため、チームにトレードを願い出たといい、同メディアの取材に「まだ貢献できると感じているし、野球にもまだ与えられるものがあると思っているし、先発投手としてのほうがそれができると感じている」と語ったという。
トレードが決まったのは、その翌日だった。ブルワーズはナ・リーグ中地区2位と、まだまだ首位を狙える位置にいる。一方で、シバーレの新天地となったホワイトソックスはア・リーグ中地区で11ゲーム差で引き離される最下位。昨季はシーズン121敗という歴史的大敗を喫しており、奈落の底に落ちるような移籍となった。
この皮肉な結果は米国ファンの間でも話題に。SNSでは「この男はトレードを願い出たことで罰を受けた」「彼の思うようにはいかなかったね」「なんてこった、球界ワーストのチームに送られた」「3Aに送られるようなもの」「これはまるで、妻が私の離婚要請に従ってくれたおかげで、私は今川沿いに停めたバンに住んでいる、と言っているのと同じ」「残酷だ」などの反応が相次いだ。
(Full-Count編集部)