1.06→3.00→5.65…山本由伸に求められる“責任” 「1番良い投手」が持つべき2年目の自覚

2年目の山本由伸に求められる、エースの自覚
【MLB】ジャイアンツ 6ー2 ドジャース(日本時間14日・ロサンゼルス)
エースの道を突き進むために、試練を乗り越える。ドジャースの山本由伸投手は13日(日本時間14日)、本拠地でのジャイアンツ戦に先発。5回途中6安打5失点で今季5敗目を喫した。3回に痛恨の満塁弾を浴びるなど、4回2/3を投げて5失点。2被弾を含む5安打5四球の内容で、7勝目はお預けとなった。
米スポーツ局「ESPN」のラジオ番組にも出演し、ドジャースの“ご意見番”的存在として知られるブレイク・ハリス氏は「ヤマモトは今夜、すべての判定に恵まれたわけではないが、審判のせいにはできない。彼は80球近く投げたが、そのうちストライクは50%にとどまった。彼は空振りと同じだけの四球を出している。今夜の彼は、ただ調子が良くなかった、ということだ」と言及している。
地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のビル・シェイキン記者も自身のX(旧ツイッター)で指摘を入れている。山本の月別防御率は3、4月に1.06だった。5月に3.00となり、6月の登板では5.65となっている。
試合後、デーブ・ロバーツ監督は山本の投球に「球そのものは良いし、彼自身の感覚もよい。ピンポイントの制球力も(今日はよくなかったが)今でもあると私は思っている。今日は(際どいところを)狙いすぎただけ。修正できるかどうかの問題ではなく、本人の意図の問題だ。球そのものの質が悪くなっていたわけでは全くない」と心配はしていない様子だった。
エースとしての役割についても切実に願っており「彼は今うちで1番いい投手。スポット先発を入れたりブルペンゲームをしたりしている中で、彼は投げなくてはならない。我々は10月に辿りつかなくてはならない。ここまで我々はチームの投手全員をうまく守ることができていると思う。もう(山本がメジャーに)順応する期間は過ぎた。彼は(ローテーションを守って)投げなくてはならない」と、さらなる期待を込めた。
(Full-Count編集部)