パ6球団が全勝…3試合で“サヨナラ劇” 首位ハムは7点差を逆転…15日の交流戦

広島戦でサヨナラ本塁打を放った日本ハムの田宮裕涼【画像:パーソル パ・リーグTV】
広島戦でサヨナラ本塁打を放った日本ハムの田宮裕涼【画像:パーソル パ・リーグTV】

鷹が日本シリーズのリベンジ…DeNAに3連勝

 楽天モバイルパークで行われた楽天-阪神戦は3-2で楽天サヨナラ勝利した。同点で迎えた延長12回、1死から宗山塁内野手の二塁打などで1死一、三塁の好機をつくると、代打・黒川史陽内野手が内野安打を放ち、熱戦に終止符を打った。

 先発した藤井聖投手は6回103球3安打3四球2奪三振無失点。7回に阪神に追いつかれたが、藤井以降は6投手の継投で勝ち越しは許さず。7番手として登板した内星龍投手が3勝目をあげた。

 みずほPayPayドームで行われたソフトバンク-DeNAは、4-3でソフトバンクが接戦をものにした。1点を追う8回、近藤健介外野手と中村晃外野手の連続長短打などで無死2、3塁にすると秋広優人内野手の適時打で同点。続く栗原陵矢内野手が犠飛を放ち、勝ち越しに成功した。

 先発の松本晴投手は5回まで無失点投球。6回、3連打で無死満塁のピンチを招くと、牧秀悟内野手に2点適時打を浴び降板した。しかし続く1死1、2塁のピンチは尾形崇斗投手が無失点で切り抜けると逆転した9回は藤井皓哉投手が3者凡退。投手陣の粘りも逆転勝利の要因となった。

 京セラドーム大阪で行われたオリックス-巨人は、8-3でオリックスが逆転勝利した。1点を追う5回、無死1、3塁のチャンスを作ると宗佑磨内野手の適時打で同点。さらに森友哉捕手の勝ち越し適時打、頓宮裕真捕手、西川龍馬外野手の連続適時打でこの回一挙5点を奪い流れを引き寄せた。

 先発・曽谷龍平投手は7回10安打無四死球7奪三振3失点でリリーフ陣にあとを託した。9回は高島泰都投手が2死から満塁の場面を招くも、代わったアンドレス・マチャド投手が無失点に抑えて4連勝を飾った。

西武・甲斐野の球団新記録の15試合連続HP

 ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ-ヤクルト戦は、5-4でロッテがサヨナラ勝ちを収めた。同点の9回、1死三塁から代打・角中勝也外野手が犠飛を放ち、2カード連続の勝ち越しを呼び込んだ。

 先発のオースティン・ボス投手は2点リードを追いつかれた7回途中で降板。以降は3投手の継投でヤクルト打線を無失点に抑えた。この試合、山本大斗外野手が2打席連続の2ランを放つ活躍で打線をけん引した。

 エスコンフィールドで行われた日本ハム-広島は、8-7で日本ハムが延長戦を制した。7点リードを許す展開も終盤にドラマが待っていた。8回無死満塁から宮崎一樹外野手のプロ初適時二塁打などで4点を奪うと、9回はフランミル・レイエス外野手の適時二塁打で同点に追いついた。

 10回には田宮裕涼捕手が右中間へ2号ソロを放ち決着。打線ではレイエスが4安打3打点を活躍を見せるなど、打線が終盤に粘りを見せカード勝ち越しを決めた。

 ベルーナドームで行われた西武-中日は、1-0で西武が完封勝利を飾った。先発の武内夏暉投手は6回95球4安打2四球1奪三振無失点の好投。7回以降もリリーフ陣が中日打線に得点を許さず逃げ切った。

 8回に登板した甲斐野央投手は球団新記録の15試合連続HPを達成。武内が2勝目、守護神の平良海馬投手が17セーブ目をあげた。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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