大谷翔平、投手復帰で生み出す歴史的快挙 1901→1953→2025…理解不能な“異次元記録”

2023年8月24日のレッズ戦以来のマウンド
【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間17日・ロサンゼルス)
ドジャースは16日(日本時間17日)、本拠地でのパドレス戦のスタメンを発表した。大谷翔平投手が「1番・投手兼指名打者」で先発する。登板となればエンゼルス時代の2023年8月23日(同24日)のレッズ戦以来。同時に歴史的偉業を成し遂げることになる。
大谷は2023年9月に右肘手術を受け、ドジャースに移籍した昨季は打者に専念。今季は5月頃の復帰が見込まれていたが、15日(同16日)のジャイアンツ戦前に、デーブ・ロバーツ監督が6月下旬の投手復帰を示唆。試合後には、16日(同17日)からのパドレス4連戦中に復帰する見通しを示した。その後、球団SNSで大谷が16日(同17日)のカード初戦に先発することが発表された。
1日経ち、日本時間7時頃に球団がスタメンを正式発表し、大谷が663日ぶりの投手復帰を果たすことが決まった。米放送局「MLBネットワーク」によると、1900年以降でナ・リーグの選手が先発投手とリードオフマンを同時に務めるのは、1901年のジム・ジョーンズ、1953年のアルビン・ダーク以来、大谷が3人目になるという。
14日(同15日)のジャイアンツ戦で2本塁打を放ち、メジャー通算250号を達成した大谷。944試合で「250本塁打&150盗塁」達成は、アレックス・ロドリゲス(977試合)を抜いてメジャー史上最速を更新した。打者としても数々の記録を塗り替える偉才が、本来の二刀流に戻り、またしても歴史を動かし始める。