3発快勝も…新庄監督が指摘したワンプレー　ドラ5新人に「決めないとレギュラー獲れない」

9回1死一塁から山縣はバント失敗で投ゴロ併殺打

■日本ハム 4ー1 巨人（17日・東京ドーム）

　日本ハムは17日、東京ドームで行われた巨人戦に4-1で勝利し、3連勝で貯金を12とした。先発の達が7回途中1失点、打線は3本塁打が飛び出し投打が噛み合ったが、新庄剛志監督が指摘した“ワンプレー”があった。

　歓喜に沸いた試合後、指揮官は冷静に「9回のあのバント。やはりね、ああいうのを決めていかないとレギュラー獲れないです、本当に。本人はわかっていると思うんですけど」と切り出した。

　その場面とは4-1の9回、1死から伏見が四球を選び、山縣が打席に入ったところだった。堅実な遊撃守備で存在感を示しているドラフト5位新人だが、バントを決められず、結局は投ゴロ併殺打に終わった。3点のリードがあるとはいえ、2回に4得点して以降ゼロ行進が続いており、追加点が欲しい場面だった。

　指揮官は「成功していかないと自信にはつながっていかないからね。失敗が続くとまた焦って失敗する。そこは自分が何とか工夫して変えるしかないから。こっちだってバントができないから打たせてダブルプレーっていうのは嫌だから、そうしたら代打バントに切り替えます」と乗り越えて成長することを祈った。

（町田利衣 / Rie Machida）