3度のマイナー降格経て「違う人間になった」 ド軍左腕を指揮官絶賛…まさかの5回粘投

パドレス戦に登板したドジャースのジャスティン・ロブレスキー【写真:Getty Images】
パドレス戦に登板したドジャースのジャスティン・ロブレスキー【写真:Getty Images】

2番手に登板したロブレスキーが好投し2勝目

【MLB】ドジャース 4ー3 パドレス(日本時間19日・ロサンゼルス)

 ドジャースは18日(日本時間19日)、本拠地でのパドレス戦に4-3で9回サヨナラ勝利を収めた。今季3度のマイナー降格を経験しているジャスティン・ロブレスキー投手が、5回から2番手で登板し5回4安打2失点と粘りの投球で2勝目(2敗)をマークした。

「どうしても長いイニングを投げたかったです。ストライクを先行してカウントを有利にして、とにかく打者を攻めました。あとはブルペン陣を助けるつもりで、ブルペン陣を使わないで自分が最後まで投げようと思っていました」

 0-1の5回から登板すると直後に味方が3得点で逆転。その後も強力打線を相手に好投を続けた。9回に2点を奪われて同点とされたが、スミスのサヨナラ本塁打で勝利投手となった。

「素晴らしい試合でした。私は次のイニングも行くつもりで準備してましたが、なんとサヨナラホームランになりました。素晴らしいピッチングだったと思います」

 山あり谷ありの24歳左腕だった。昨季ドジャースでメジャーデビューし、8試合に登板。今季は4月8日(同4月9日)のナショナルズ戦に先発するも、5回8失点で敗戦投手に。今月15日(同16日)のアスレチックス戦ではリリーフで4回を投げ、勝利投手となっていたがその翌日16日(同17日)に今季3度目のマイナー降格を告げられていた。

 6月6日(同7日)にメジャーに復帰。今季は5試合に登板し2勝2敗、防御率5.18としている。デーブ・ロバーツ監督はこの日の試合後に「違う人間になった。降格してフォームを修正した。98〜99マイル(157.7キロ〜159.3キロ)を出している。ファーストストライクもとれている。ここ3試合はとてもいい」と絶賛した。

若き“苦労人”が同地区の宿敵相手に好投し、チームを勇気づけ、5連勝をもたらした。

(Full-Count編集部)

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