愛工大名電が「超攻撃野球」体現で30年ぶり夏勝利 10-0で初出場・白山を圧倒

愛工大名電が白山を破る
愛工大名電が白山を破る

“下克上”白山は甲子園初勝利ならず

 第100回全国高等学校野球選手権記念大会第7日、第4試合は愛工大名電(西愛知)が初出場の白山(三重)に10-0で貫禄の完封勝ちを収めた。5年ぶり12度目の甲子園常連校だが、この勝利が夏の大会では1988年以来に2回戦を勝ち抜いた時以来、30年ぶりの白星となった。

 序盤から愛工大名電が主導権を握った。初回に1番・柳本が二塁内野安打で出塁すると、相手投手の牽制球が悪送球となり、三塁まで進塁。2番・西脇がセンターにタイムリーを弾き返し、ノーアウトで先制に成功した。さらに1死一、三塁から5番・後藤の遊ゴロの間に1点を追加。2死二塁から6番・永井がセンターへ適時打を運び、この回3点を挙げた。

 その後、4回まで両軍無得点となったが、5回に再び愛工大名電の打線がつながる。先頭・柳本からの3連打で1点を挙げると、1死二、三塁から後藤がセンターへ2点タイムリー。さらに、2死三塁から堀内が右翼へタイムリーを放った。

 愛工大名電は6回に1点、8回に2点を加え、スローガンの「超攻撃野球」に相応しく、10-0と白山を大きく突き放した。

 何とか1点を返したい白山は、8回に1死一、二塁の好機を作ったが、決め手の1本に欠き、得点はできなかった。

 ノーシードで三重大会を勝ち上がり、甲子園初出場を掴んだ白山だったが、甲子園初勝利はお預けとなった。

(Full-Count編集部)

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