大谷翔平に“報復死球”か 9回タティスJrが死球→乱闘騒ぎ…元虎スアレスは即退場

大谷は17日に死球を浴びていた
【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地で行われたパドレス戦に「1番・DH」で先発。9回に死球を受け、場内は騒然とした。直前のパドレス攻撃中には、タティスJr.の死球を巡って両軍総出の乱闘騒ぎになっていた。
パドレス5点リードの9回、ドジャースのリトルが投じた93マイル(約150キロ)の直球がタティスJr,に直撃。すると、パドレスのシルト監督がベンチから飛び出し激怒。球場が騒然となる中、ロバーツ監督も審判に抗議。その後、両チームの選手が飛び出し、一時乱闘寸前の騒ぎになった。両軍とも指揮官が退場処分になっていた。
警告試合が発せられた中、ドジャースの攻撃へ。打線がつながって2点を返し、2死三塁で大谷が打席へ。カウント3-0からロベルト・スアレス投手が投じた99.8マイル(約160キロ)が右肩甲骨付近に直撃した。場内は大ブーイングの中、大谷は笑顔で対応。一塁へ出塁後はアラエスと会話していた。一方でスアレスは退場処分となった。
両チームは4連戦の真っ最中。初戦の16日(同17日)の試合では、ドジャースのパヘスが死球を受け、緊迫ムードに。翌日の同カードでは、パドレス側もタティスJr.、イグレシアスが死球、3回には大谷が死球を受けていた。ロバーツ監督は大谷の死球は「故意だった」と指摘。さらに最終戦でも、両軍の看板選手がぶつけられる“死球合戦”となった。