マチャド、ド軍に“警告”「祈らないと」 4戦8死球で遺恨勃発…持ち越された怒り

タティスの左手に93マイルが直撃
【MLB】パドレス 5ー3 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース-パドレス戦が19日(日本時間20日)、ドジャースタジアムで行われ、連敗中のパドレスが5-3で勝利した。しかし試合は大荒れ。9回にタティスJr.が死球を受けると、両軍総出の一触即発の事態に。さらにその裏には大谷翔平投手も死球となった。試合後、パドレスのマチャドは“不穏なコメント”を残している。
パドレスが5点リードした9回、1死からタティスJr.が打席へ。すると、リトルの93マイル(約150キロ)が左手に直撃。その場で倒れ込み、しばらく動けなかった。するとシルト監督がベンチから飛び出し、ロバーツ監督も怒りの表情。両軍とも選手が場内に入り乱れる事態になった。その後、両軍とも指揮官が退場処分に。警告試合が発せられた。
試合後の争点はやはり死球。シルト監督はタティスJr.への死球が故意だったかと聞かれ、「そう思いたくない。でも、真実を知っているのは数人だけだ。故意であれ、故意ではなかろうが、もう十分だ!」と憤慨。「ネガティブ(陰性)だったけど、状態はよくない。人のキャリアやシーズンが台無しになるんだ! クールじゃないよ!」と話した。
ほぼ同時刻にはマチャドも取材対応に応じた。地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者によると、マチャドは「明日CTスキャンの結果が判明するけど、ネガティブだと祈ろう。彼ら(ドジャース)は明日ネガティブの結果になると、祈らないといけない」と“警告”。「彼らはタティ(タティスJr.)の為に、明日ネガティブの診断が下るよう、少しばかりお祈りをしないといけない」とドジャースを“断罪”した。
試合後の時点ではタティスの検査結果は問題ないそうだが、明日以降はより精密な機器で状態を確認するという。マチャドの発言通りなら、もしパドレスのスターに何かあった場合は「ドジャースはただじゃ済まないぞ」と示唆も含んでいる。4連戦で計8死球が飛び交ったシリーズは遺恨を残す形となった。
(Full-Count編集部)