阪神・中野に頭部死球 150キロ直撃も自力で立ち上がる…津森は危険球退場、甲子園騒然

甲子園に悲鳴、代走送られる
■阪神 ー ソフトバンク(22日・甲子園)
阪神の中野拓夢内野手が22日、本拠地の甲子園球場で行われたソフトバンクとの交流戦で、6回の第3打席に頭部死球を受けた。津森宥紀投手は危険球退場となった。
この日は「2番・二塁」で先発出場。1点を追う6回1死走者なしの場面で、津森が投じた3球目の150キロの直球が、後頭部の付近を直撃。ヘルメットが飛び、中野はその場に倒れ込んだ。両軍の監督らが駆けつけ、担架が用意されるも、しばらくして中野は自力で立ち上がり一塁方向へ進もうとした。
気丈にも津森に向けて左手を上げて無事をアピールしたが、代走の植田が送られた。津森は東北福祉大出身で中野の後輩。代わって3番手に大山が登板した。
本拠地は悲鳴に包まれ、一時騒然となった。SNSでも「とにかく中野くん心配や」「中野さんほんとに無事で」「自力で立ち上がったけど……心配」「無理したらアカン」などの声が相次いだ。中野は今季ここまで70試合に出場し、打率.306とセ・リーグ首位打者を競っている。