中継に映らなかった大谷翔平の神対応 “一瞬”の振る舞いに感動の声「人間性が違う」

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

スアレスの160キロが直撃→ベンチにジェスチャーを送り沈静化

 ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地パドレス戦の9回にロベルト・スアレス投手の99.8マイル(約160キロ)直球が直撃した。しかし大谷は怒りを見せず、笑顔で一塁へ向かうと、相手選手と交流する異例の行動。米メディアも絶賛する神対応の中、中継映像が捉えなかった“一瞬”がある。

 大谷が死球を受ける直前、パドレスのタティスJr.が死球を受けて両軍が一触即発。ドジャースもパドレスも指揮官が退場処分となった。警告試合が発せられたその裏、大谷に160キロ直球がぶつけられた。“報復”とも感じられる1球に本拠地は大ブーイング。ドジャースベンチも一斉に立ち上がった。

 だが、そんな殺気立つ空気を沈めたのは大谷自身だった。ベンチに向けて左手を掲げ、「来なくていい」と言わんばかりのジェスチャー。これを見たクレイトン・カーショー投手らもベンチへ戻り、事態は沈静化した。MLB公式も「ショウヘイ・オオタニがまたも荒れたドジャースとパドレス戦で仲裁役を担った」と称賛している。

 一連のシーンは三塁側からの映像が多く報じられていたが、ネット上では一塁側から撮影された“奇跡の瞬間”が話題に。大谷が左手を力強く掲げ、視線を落としながらも内に闘志を秘めた姿を捉えたショットだ。ファンからは「かっこよすぎる…」「オーラが違う」「人間性が神レベル」など、称賛の声が相次いでいる。

ベンチに手を挙げるドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ベンチに手を挙げるドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

 大谷はその後、一塁でアラエスと談笑し、パドレスベンチにも笑顔を見せるなど、殺気立つ空気を一人で変えてみせた。翌20日(同21日)には死球の影響なくスタメン出場し、3打数1安打2四球の活躍で勝利に貢献した。

【実際の画像】大谷翔平が死球直後…中継映像には映らなかった“激レア”の一瞬「かっこよすぎる…」

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