10点リードで野手登板 炎上で降板も…指揮官も唸ったキケの“本気度”「まさか」

ロバーツ監督“野手登板”に「ブルペンから登場すると思わなかったよ!」
【MLB】ドジャース 13ー7 ナショナルズ(日本時間23日・ロサンゼルス)
まさかの継投策を指揮官が振り返った。ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス内野手が22日(日本時間23日)、本拠地・ナショナルズ戦の9回、10点リードにマウンドに上がったが、試合を終わらせることができず“本職”の救援・べシアに後を託した。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「僅差の試合にする訳にはいかなかった」とE・ヘルナンデスの降板理由を明かした。
E・ヘルナンデスは6月3度目で今季5度目の登板。まさかの登場にスタジアムは熱狂に包まれていたが、イニングを完了することができなかった。1/3回を30球、2安打3四球で4失点と“KO”されてしまった。
指揮官は「彼(E・ヘルナンデス)はスマートな選手だ。『ベシアの肩を休ませられるんだったら、投げてみようじゃないか』という気持ちだったと思う」と起用した意図を明かした。ただ、直後には「でも、今日は四球がね。僅差の試合にする訳にはいかなかった」と苦笑いだった。
「それでも、3アウトを奪うのではなく(結果的に)2アウトだけでよかったので(ベシアの)肩を休ませることができた。それは、ポジティブなこと。1イニングを投げることによって、ブルペンを休ませられる。キケはその価値を理解しているよ」
この日はベンチではなく、ブルペンで投球を行ってからマウンドに登場。指揮官も「まさかブルペンから登場すると思わなかったよ!」とキケの本気度に“驚愕”。会見場は笑いに包まれた。
(Full-Count編集部)