ソフトバンクが21世紀初の“0人”か 交流戦優勝も…元鷹4戦士が圏内、投票中間最終発表

オールスターのファン投票の最終中間結果が発表となった
日本野球機構(NPB)は23日、「マイナビオールスターゲーム2025」ファン投票の最終中間結果を発表した。ファン投票の“常連”でもあるソフトバンク勢から、出場圏内にいる選手は不在。21世紀(2001年)に入り、初のファン投票選出選手ゼロの危機に直面している。
この日発表された最終の中間結果で、もっとも圏内に近い位置にいるのが、中継投手部門の松本裕樹投手で2位。過去4度の最多得票経験を誇る柳田悠岐外野手は怪我で離脱しており、球宴には出場できない可能性も高いため、外野手部門の上位10人にも入っていない。さらに看板選手の周東佑京内野手も6位に甘んじている。
そのほか山川穂高内野手、中村晃外野手らも苦戦を強いられている。交流戦で優勝を果たし、人気選手も揃うソフトバンク。過去には2012、2013年の松田宣浩内野手、2021年の柳田がチームからファン投票選出1人だけというシーズンはあったが、0人となるとコロナ禍で中止となった2020年を除き21世紀では初どころか、ダイエー時代の1993年以来、32年ぶりとなる。
その一方で日本ハム・田中正義投手、西武・甲斐野央投手、巨人・甲斐拓也捕手、中日・上林誠知外野手の元ソフトバンク4選手が、新チームで“圏内”をキープしている。ファン投票は21日にすでに締め切られている。7月1日に最終結果が発表となる。果たしてどんな結末が待っているのか注目だ。ソフトバンク以外では楽天、ロッテ。全セではヤクルトが出場圏内の選手が不在となっている。
今後は同7日に監督選抜を含むメンバーが公表。また、プラスワン投票期間は8日〜14日で、16日に結果が発表される。全セは巨人の阿部慎之助監督、全パはソフトバンクの小久保裕紀監督が指揮を執り、第1戦は7月23日に京セラドーム大阪、同24日の第2戦は横浜スタジアムで開催される。
(Full-Count編集部)