ド軍入団後はまだ見慣れない? 注目された大谷翔平の“普通”、戻ってきた日常

投げ終えた直後に打席準備、注目された二刀流の流れ作業
【MLB】ドジャース 13ー7 ナショナルズ(日本時間23日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地のナショナルズ戦に「1番・投手」で投打同時出場。初回を無失点に抑えた直後、ベンチへ戻る途中で粘着物質のチェックを受けた。その後、すぐに先頭打者としての準備に取りかかり、その場面が現地メディアの注目を集めた。
大谷は初回を無安打無失点で締めくくった後、通常の粘着物チェックを受けた。ドジャース専門サイト「ドジャーブルー」は公式X(旧ツイッター)で、「審判が粘着物チェックを行った後、オオタニはすぐに先頭打者としての準備に取りかかった」と報じた。
この投稿には、投手として投げ終えた直後にバットを手に取り、次の攻撃に備える大谷の二刀流ならではの“慣れた”流れが映し出されている。2023年まで所属したエンゼルス時代には“リアル二刀流”でファンを何度も沸かせており、エンゼルスファンには見慣れた光景だった。しかしドジャースに移籍して以降はこれで2度目。普通の選手ならあり得ない“切り替え”は、ドジャースメディアにとって新鮮に映ったのかもしれない。
大谷は投手として初回を無失点で抑えた後、打っても今季26号2ランなど4打数2安打5打点と活躍し、チームの13得点に貢献した。投げた後に先頭打者として打席に立つ異質ぶりは、大谷にとってはあくまで自然体な一挙手一投足なのだが、他の選手が真似できない才能を物語る状況だったことは間違いない。