豪雨で投球すら見えず…マンシー明かす決勝二塁打の裏側 眼鏡が「水で一杯」

内野フライのはずが驚きの二塁打…キャリア最短「恐らくそうだね」
【MLB】ドジャース 8ー1 ロッキーズ(日本時間26日・デンバー)
ドジャースは25日(日本時間26日)、敵地で行われたロッキーズ戦に8-1で勝利した。両軍無得点の6回、豪雨が降り注ぐ中でマックス・マンシー内野手が“意地”の2点適時打を放った。殊勲の32歳は打席を振り返り、驚きの初体験を語った。
両軍無得点の6回、ラッシングが四球で出塁、続く大谷が左前打で好機を演出した。その後2死二、三塁でマンシーが打席に入った場面で雨が降り始めた。フルカウントからマンシーは平凡な内野フライを打ち上げた。誰もが攻守交替を確信した中、二塁手のエストラーダがフライを見失って打球がグラウンドにポトリ。ドジャースがまさかの形で2点を先制した。その後、試合が中断となった。
試合後に取材に応じたマンシーは自身が打球を打ち上げた時、ボールがどこにあるか一切分からなかったという。「先ほども言ったけど、バットに当てることができてハッピーだ。あの時点で、眼鏡は水で一杯だったんだよ。バットに当たることだけを祈っていたよ」と、眼鏡にも雨水が侵入してボール自体も見えていなかったようだ。
「まず、コンタクトをすることができてハッピーという気持ち。でも、ポップフライになって不満だったよ。その後、彼らがあたふたしているのを見て、少しだけ興奮した。そして、(ボールが)落ちたからもちろんハッピーだったよ!」と思いがけぬ結果に安堵の表情。キャリア“最短”二塁打かと聞かれた際は「恐らくそうだね」と返した。
雨が上がって迎えた7回には、試合を決定づける12号満塁弾を叩き込んだ。眼鏡をかけ始めてから一気に調子を取り戻したマンシーが、チームに勝利をもたらしている。
(Full-Count編集部)