ド軍退団が「気分転換に」 元有望株が語った“意識の変化”…ブレークできたワケ

元ドジャースのラックスは今季72試合出場で打率.270、OPS.749とまずまずの成績
昨季ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献したギャビン・ラックス内野手は、1月に交換トレードでレッズへ移籍した。今季は25日(日本時間26日)まで72試合に出場。打率.270、4本塁打、35打点、OPS.749とまずまずの成績を残している。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演し、活躍できた理由などを語っている。
「うまく行っているよ。トレードがあって新しい環境に慣れる必要もあったが、レッズの多くの選手とはマイナー時代に対戦したことがあったから、チーム入りする前からなんとなく知っていた。そしてティト(フランコーナ監督)は、野球史上これ以上望めないぐらい素晴らしい監督。本当に理解がある。だからとても楽しんでいる。チームはスロースタートだったが、6月に少し危機を脱したと思う。一緒にいて本当に楽しい集団だ。若くて懸命にプレーする。少なくとも僕は、順応するのは楽だった」
2016年ドラフト1巡目(全体20位)でドジャース入り。有望株と期待され、2019年にメジャーデビューしたが、鳴かず飛ばずのシーズンが続いた。昨季は自己最多139試合出場したが、チームには韓国人内野手キム・ヘソンが加入。押し出されるような形でレッズ移籍となった。新天地では、新たな気づきがたくさんあったようだ。
「前に聞いたことがあっても違う言い方をされると、より腑に落ちることがある。今まではスイングしている時の姿勢とかをあまり考えていなかった。それよりバットの軌道とか下半身こととかを考えていた。なぜだかは分からないが、その点をバレイカ打撃コーチが助けてくれた。今は上半身を以前よりまっすぐにしたことで、力を貯めやすくなった。スイングする前の体の状態が以前より良くなった」
レッズ移籍後は4月に打率.341、1本塁打、13打点、OPS.888をマーク。レギュラーとして活躍を続けているが、新天地の水が合っていたようだ。
「時に新しい人に囲まれることが気分転換になったりする。周りが考えていることや僕に伝えたいことを聞いたりすることがね」。移籍がブレークのきっかけになりつつある。
(Full-Count編集部)