メジャーに新たな“怪物”登場 先発で164キロ…ファンも驚愕「ヤバいヤツが出てきた」

スキーンズとの投げ合いに完勝
メジャーのマウンドに新たな怪物が現れた。ブルワーズのジェイコブ・ミジオロウスキー投手はデビュー3登板で防御率1.13、被打率.061、WHIP0.63という驚異的な数字を記録。25日(日本時間26日)に本拠地で行われたパイレーツ戦では、同じ23歳で昨季のナ・リーグ新人王ののポール・スキーンズ投手に投げ勝った。
ミジオロウスキーは12日(同13日)のカージナルス戦でメジャーデビューすると、5回を無安打で初勝利。続く20日(同21日)のツインズ戦も6回まで無安打で、デビューから11イニング連続無安打投球をマーク。7回に2失点を喫したものの、2連勝を果たした。
さらにスキーンズとの“怪物対決”となった25日(同26日)でも快投は続いた。5回を投げて毎回の8奪三振、2安打無失点でデビューから3登板で3連勝を飾った。4回には、この日最速となる102.4マイル(約164.8キロ)を記録した。
この快投には日本のファンも続々と反応。SNSでは「スキーンズでもヤバいと思ってたのに。それ以上にヤバいやつが出てくるのか」「バケモンすぎる」「ヤバいヤツ来た。大谷さんを見て育った新世代恐るべし」「本来の朗希ならこの2人と熱い投手戦できるはず」と度肝を抜かれたようなコメントが目立った。
一方、スキーンズは4回4失点で7敗目。防御率2.12でナ・リーグ1位ながらも4勝7敗と今一つ勝ちに恵まれないでいる。試合後の地元放送局のインタビューでは「彼は素晴らしい仕事をした。じっくり見ていたわけではないけど、衝撃的な投球をしていた。(今後も)ベストを尽くしてほしいね。また今年投げ合えることを楽しみにしている」と語り、現れた好敵手の投球に舌を巻いた。両軍は8月と9月にもそれぞれ3連戦が控えており、怪物同士の再戦が見られるかもしれない。
ブルワーズなどで通算1064試合に登板した名投手で、同番組のアナリストを務めているダン・プリーサック氏は、米スポーツ局「MLBネットワーク」でミジオロウスキーに言及。「スキーンズに次いで、若手の中で最も優れた投手だ。(この試合で)100マイル超え(約160.9キロ)が19回も記録した。加えて、変化球も難攻不落だ」と大絶賛。ブルワーズの有望株の中でも「この男は次元が違う」と太鼓判を押した。
(Full-Count編集部)