2戦12失点のバウアー「先が見えない」 オコエの痛恨三塁打は「ダブルプレーになるあたりかなと」

「状態はとても良かった」も…「自分に対する怒りと落ち込み」
■巨人 5ー0 DeNA(28日・東京ドーム)
DeNAのトレバー・バウアー投手は28日、東京ドームで行われた巨人戦に今季15度目の先発登板。5回1/3で104球を投げ7安打5奪三振6四球5失点で今季7敗目(4勝)を喫した。試合後は報道陣の取材に応じ、「先が見えない」と肩を落とした。
前回登板の22日ロッテ戦は1回0/3を8安打、NPB移籍後ワーストタイの7失点と大炎上。来日最短KOとなった。中5日で迎えた巨人戦で復調した姿を見せたかったが、序盤からコントロールに苦しむ。
初回に2四球、2回にも2四球を与えて満塁のピンチを背負い、降板までに申告敬遠を含めて6四球を与えた。6回満塁の場面でオコエ瑠偉外野手に走者一掃の三塁打を浴び、呆然としたままマウンドを降りた。降板後は「今日はお話しすることはありません」とコメントを発表していた。
試合後、報道陣の前に姿を見せたバウアーは「正直どういうふうに言ったらいいかわからないですけど、自分に対する怒りと落ち込みがあって、いろいろ試してはいるもののそれがうまくいっていない状況」と現状を明かした。「コーナーを丁寧に攻めているつもりだけどなかなか振ってもらえなくて、結果に結びつかないところがフラストレーションや落ち込みになっている」と四球増加の原因を分析した。
過去にも似たような“スランプ”は経験したというが、当時は様々な取り組みを行う中での明るい材料があったという。しかし、「今はそういうことが全くなくて先が見えない状況なので、今こういった経験は過去になかったかなと思います」と意気消沈していた。
前回登板は初回KOされたが、この日の巨人戦に関しては「状態がとてもよかった」と振り返った。それでも結果が出ず「わからないです」と、自身の感覚と結果が一致しないことにお手上げといった様子だった。また、オコエに三塁打を打たれた場面を振り返り、「打った瞬間はダブルプレーになるあたりなのかなと思った。それがスリーベースになってしまった」と話した。
(Full-Count編集部)