日本ハム・達がNPB“新記録”を達成　鷹・東浜は約2か月ぶりの勝利…29日パ結果

楽天はオリックスに逆転勝ちで連敗脱出

　29日、パーソルパ・リーグ公式戦が3試合行われた。楽天は京セラドームで行われたオリックス戦に4-2で勝利し、連敗を4で止めた。2点を追う楽天は2回、無死満塁にすると宗山塁内野手が適時二塁打を放ち同点。続く小郷裕哉外野手の犠飛で勝ち越すと、辰己涼介外野手も適時三塁打を放ち一挙4点を奪った。

　先発の藤井聖投手は初回に先制を許すも2回以降は立ち直り、6回まで3者凡退が3度の投球を披露。7回5安打1四球3奪三振2失点で今季3勝目をあげた。

　敗れたオリックスは西川龍馬外野手と宗佑磨内野手が本塁打を含む2安打1打点を記録するも、2回以降は無得点に終わり、3連勝とはならなかった。

　日本ハムはベルーナドームで行われた西武戦に2-1で勝利した。1点を追う3回、2死一、二塁の好機をつくると水谷瞬外野手の適時二塁打で同点。さらにパスボールで勝ち越しに成功した。

　投げては先発・達孝太投手が4回以降は二塁すら踏ませない安定した投球を披露。達は最後まで1人で投げ抜き自身初の完投で今季5勝目をマーク。デビューから全試合先発での6連勝はプロ野球新記録となった。

　敗れた西武は、先発・渡邉勇太朗投手が8回104球5安打2四球4奪三振2失点（自責点1）と好投も、打線の援護に恵まれず4敗目を喫した。

　ソフトバンクはZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦に2-1で接戦をものにした。ソフトバンクは2回、山川穂高内野手の11号ソロで先制。4回には栗原陵矢内野手が5号ソロを放ちリードを広げた。

　投げては先発の東浜巨投手が、相手打線に二塁を踏ませたのは2回の一度のみと要所を締め、6回69球4安打1四球4奪三振無失点。7回以降は3投手の継投でリードを守り切り、東浜は4月20日以来となる2勝目をマークした。

　敗れたロッテは、先発の田中晴也投手が6回6安打2四球11奪三振2失点も、打線が7安打1得点と好機を生かせず。7回裏の好機ではランナーコーチが走者に接触する「肉体的援助」で走者がアウトになるなど、拙攻が響いた。

（「パ・リーグインサイト」編集部）