ジャッジが1試合2発、5年連続の30本塁打達成 大谷を抜き去る…白熱する“キング”争い

本拠地でのアスレチックス戦で豪快弾を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】
本拠地でのアスレチックス戦で豪快弾を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

HR&打点でローリーを追撃

【MLB】ヤンキース ー アスレチックス(日本時間30日・ニューヨーク)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は29日(日本時間30日)、本拠地のアスレチックス戦に「3番・DH」で出場し、第3打席の29号に続き、第5打席で1試合2本目となる30号を放った。これで5年連続の30発に到達。本塁打数は、ナ・リーグ1位の大谷翔平投手(ドジャース)を抜き去り、ア・リーグ1位のカル・ローリー捕手(マリナーズ)に2本差に迫った。

 7回1死一塁の第5打席、ファーガソンが投じた9球目の95.5マイル(約153.7キロ)のフォーシームを弾き返し、左翼フェンス奥のブルペンに着弾させた。打球初速107マイル(約172.2キロ)、飛距離426フィート(約130メートル)、角度26度の一撃に、チームは12点目を奪い、ファンで埋まった日曜の本拠地は大歓声に包まれた。

 4回の第3打席でも、2死二塁からセベリーノが投じた2球目のスイーパーを捉え、打球初速110.2マイル(約177.3キロ)、飛距離402フィート(122.5メートル)、角度36度で左翼席に飛び込む2ランを放った。これで同試合は4打数2安打4打点と大暴れだ。

 5月まで2か月連続の月間MVPを受賞し、4割に迫る打率で絶好調だったが、6月は打率2割台と調子を落とした。キング争いでは量産態勢に入っていたローリーに差を付けられていたが、追撃の一発となった。2本差はジャッジにとっては一気に抜き返す可能性もある“射程圏内”だ。打点もローリーに2点差とした。

 試合前の時点では打率.354や108安打、出塁率.456、長打率.706、OPS1.161はいずれもリーグトップ。本塁打と打点でローリーを猛追し、2012年ミゲル・カブレラ以来、13年ぶりの3冠王に向けて熾烈なタイトル争いを繰り広げている。

【実際の映像】ジャッジが大谷を抜き去る豪快30号 130メートル弾に本拠地は大興奮

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