巨人22歳は「代走だけで2桁走れる」 OB絶賛も指摘した課題…必要な“穏やかさ”

巨人・浦田俊輔【写真:中戸川知世】
巨人・浦田俊輔【写真:中戸川知世】

高橋尚成氏のYouTubeに通算96盗塁の緒方耕一氏が登場

 巨人やメジャーリーグで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」で巨人で2度の盗塁王に輝くなど通算96盗塁の緒方耕一氏と対談した。巨人で盗塁王に近い選手を挙げ、若き才能に期待を寄せた。

 緒方氏がまず名前を挙げたのは門脇誠内野手だ。「ある程度1軍にいないとダメだからレギュラーでとなると二遊間の2人」として吉川尚輝内野手も候補に。門脇は今季51試合で4盗塁、吉川は78試合で6盗塁ながらポテンシャルは高い。

 さらに「俺の背番号44をつけている佐々木(俊輔)くん。ソフトバンクから来た育成選手だけど舟越(秀虎)くん。浦田(俊輔)くんは速い。まだルーキーだもんね。今年1軍にいたらそれなりに、代走だけでも2桁走れるだろうし。代走で行って守備固めいって打席でという流れは大いにあると思う」と若手の名前も口にした。

 ドラフト2位で九州産業大から入団した浦田は、オープン戦6試合で打率.308とアピールして開幕1軍入りしたが、3試合に出場したのみで4月3日に抹消。5月5日に再昇格も同14日に再び抹消となった。1軍では8試合で打率.091(11打数1安打)、0盗塁と苦しんでいる。

 緒方氏は「浦田くんが早くプロに慣れて落ち着いて戦況を見守れて勝負するところ、安全にいけるところを(判断)できる選手であれば、レギュラーが獲れると思う。今はイケイケっぽいところが守備も走塁もあるから、そういう選手はレギュラーがなかなか獲れない。安定したほうが使いやすい。あのスピードと能力で状況を見られる心の安定、穏やかさが身につけばすごくいい選手になる。楽しみで仕方ない」と22歳にエールを送った。

 また2019年育成ドラフト3位でソフトバンクに入団し、2023年限りで戦力外となり巨人に加入した舟越には「足が速い。(50メートル)5秒8より速い気がする」とポテンシャルを絶賛。まだ1軍出場のない育成23歳の可能性に太鼓判を押した。

【実際の映像】「楽しみで仕方ない」 2度の盗塁王のレジェンドOBが名前を挙げた巨人の5選手

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