レジェンドOBがセ前半戦ベストナイン選出 首位・阪神から最多の6人…投手が激戦

阪神・森下翔太、佐藤輝明、大山悠輔(左から)【写真:小林靖】
阪神・森下翔太、佐藤輝明、大山悠輔(左から)【写真:小林靖】

先発は山崎、床田らが“激戦”

 7日にYouTubeで配信されたリーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」で、今季前半戦のベストナインが選出された。6球団のレジェンドOBが視聴者の意見も取り入れながら、印象的な活躍を見せた11人を選出した。

 選考を務めたOBは高橋由伸氏(元巨人)、鳥谷敬氏(元阪神)、佐々木主浩氏(元横浜=DeNA)、前田智徳氏(元広島)、宮本慎也氏(元ヤクルト)、川上憲伸氏(元中日)。6人でポジションごとにベスト選手を選考した。

 先発は、村上頌樹(阪神)、山崎伊織(巨人)、アンドレ・ジャクソン(DeNA)、床田寛樹(広島)で票が割れたが、リーグ最多5完投の床田に軍配が上がった。中継ぎには防御率0.84でリーグ3位の22ホールドを挙げている清水達也(中日)を選出。抑えは26セーブ、防御率0.29のライデル・マルティネス(巨人)が選ばれた。また、捕手は首位の阪神から坂本誠志郎が名を連ねた。

遊撃は巨人・泉口、外野残り1枠は中日・岡林を抑えて阪神・近本が選出

 一塁は、大山悠輔(阪神)、佐野恵太(DeNA)、増田陸(巨人)の3人で意見が割れる展開。堅守に加え、79試合出場と最も試合に出ていることを評価され、大山が選出された。二塁は中野拓夢(阪神)が牧秀悟(DeNA)を抑えた。宮本氏は「四球も選べて出塁率がいい。3割打っているのはすごい」と称賛した。

 三塁は21本塁打でリーグトップの佐藤輝明(阪神)が文句なしの選出。遊撃はリーグ7位の打率.283を残している泉口友汰(巨人)。鳥谷氏は「派手なプレーはないですけど、安定していますよね。貢献度はかなり高いと思います」とプロ2年目の泉口を称えた。

 外野勢は森下翔太(阪神)とサンドロ・ファビアン(広島)の2人が早々と決定。残る1枠は近本光司(阪神)が、岡林勇希(中日)との一騎打ちを制し選出された。前田氏は「近本選手の『1番・中堅』は分厚い。影響力がある。ずっと試合に出場し20盗塁。トータルで見てすごい」と語った。

 議長役として選出を取りまとめた川上氏は「年に1度しかない企画で、OBの皆さんと選べて良かったです」と総評。最多の6人が選ばれた阪神に関してOBの鳥谷氏は「チーム状態が良いので、当然選手たちの成績がいいというのはあると思います」と述べ、2位に6.5ゲーム差をつけて首位を独走する古巣の前半戦の戦いを評価した。

 レジェンドOB6人が選んだセ・リーグ前半戦ベストナインは、下記の通り。

先発:床田寛樹(広島)
中継ぎ:清水達也(中日)
抑え:ライデル・マルティネス(巨人)
捕手:坂本誠志郎(阪神)
一塁手:大山悠輔(阪神)
二塁手:中野拓夢(阪神)
三塁手:佐藤輝明(阪神)
遊撃手:泉口友汰(巨人)
外野手:森下翔太(阪神)
外野手:近本光司(阪神)
外野手:サンドロ・ファビアン(広島)

(Full-Count編集部)

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