大谷翔平、“怪物新人”を称賛「どの球もアグレッシブ」 初回31号も冷静「いつもと同じ」

試合後、取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
試合後、取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

チームは大谷31号の1得点のみ

【MLB】ブルワーズ 3ー1 ドジャース(日本時間9日・ミルウォーキー)

 ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地のブルワーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回に31号先頭打者弾を放った。新星ジェイコブ・ミジオロウスキー投手から7試合ぶりの一発だったが、チームは5連敗。試合後には「次の打席で最悪でも進塁打をしっかり打てれば少し違う展開になっていたかなと思う」と語った。

 初回の第1打席は、剛腕ミジオロウスキーに100.3マイル(約161.4キロ)のフォーシーム、カーブと2球で追い込まれたが、3球目の内角低めカーブを強振。バックスクリーンへ31号先頭打者弾を運んだ。昨季はポール・スキーンズ(パイレーツ)から豪快アーチをかけたが、またも怪物新人へアーチを浴びせた。

 試合後、ミジオロウスキーについて「どの球種もアグレッシブ。何よりも制球が良かった」と高く評価。31号の感触については「いつもと同じですかね。普段と変わらずに、基本的にはストライクをしっかり振る。難しいボール球になるべく手を出さないっていう、シンプルですけど、そこに尽きるかなと思います」と淡々と語った。

 2度目の対決となった3回の第2打席は、無死二塁で空振り三振。フルカウントから8球目の低めカーブにバットは空を切った。6回先頭で迎えた第3打席は四球で出塁したが、得点にはつながらず。8回1死の第4打席は、ウリベに二ゴロに打ち取られた。3打数1安打1打点1四球で打率.281となった。

 チームは先発のクレイトン・カーショー投手が1点リードの4回に一挙5安打2失点で逆転を許し、今季ワースト5連敗。打線の不調については「もちろん相手がここ数日、素晴らしいピッチャーが投げてるというのはもちろんそうですし、その中でも最低限の仕事、僕自身も含めて、できればヒットがなくても得点できる機会っていうのは少なからずあるんじゃないかなとは思う」と振り返った。

 試合前にデーブ・ロバーツ監督は、オールスター戦(15日=日本時間16日、アトランタ)の前に大谷をもう1度投手として登板させる意向を明かした。試合後、投打二刀流という負担が増えた中での状態を問われた大谷は「ボール自体は見極められている。そういう打席が増えてくればヒットにはおのずと近づいてくる」とコメント。「クオリティの高い打席というのをしっかり増やせればいいんじゃないかなと思います」と語った。

(Full-Count編集部)

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