悪夢の6連敗は「やっぱり悔しい」 ロハスが指摘する大谷翔平らの重要性「みんなわかってる」

ロハスは7回にヘッスラで出塁→ベッツの一時勝ち越し犠飛を呼んだ
【MLB】ブルワーズ 3ー2 ドジャース(日本時間10日・ミルウォーキー)
ドジャースのミゲル・ロハス内野手は9日(日本時間10日)、敵地のブルワーズ戦に「7番・三塁」で先発出場し、3打数2安打2得点。36歳が打線を引っ張ったが、チームはサヨナラ負けで今季ワースト6連敗となった。「今のチーム状況を考えると、こういう試合は本当に痛い。流れを止めたかった。バットで無理矢理でも突破口を見つけなきゃいけないこともある。今日勝てなかったのはやっぱり悔しい」と声を絞り出した。
1-1で迎えた7回先頭、遊撃への当たりで一塁へヘッドスライディング。遊撃内野安打。なんとかしたい気持ちが溢れる走塁だった。さらに三塁への重盗も決め、ベッツの一時勝ち越し犠飛を呼び込んだ。終盤までリードしていただけに敗戦のショックは大きかった。「ちょっとフラストレーションが溜まる試合だ。勝てなかったから。自分たちのベストな野球ができていないのもあって、今日は何としても勝ちたかった」と声を絞り出した。
大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオは無安打だった。この6試合は計10得点と打線は湿りがちだ。「今はオフェンス全体として噛み合っていないというか、乗れていない。特に上位打線が大事だということはみんな分かっている。ショウやムーキー、フレディが打ち始めれば、チーム全体が波に乗れる。でも、彼らも復調に向けて必死に努力していますし、結局は全員で点を取る方法を見つけなきゃいけない」と熱く語った。
11日(同12日)からは同地区のジャイアンツ3連戦。「投手陣は頑張っている。1点や2点では足りない。もっと点を取らないといけないんだ。たとえホームランや長打が今出ていなくても」。36歳のベテランはチームへ奮起を促していた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)