侍エースからプロ1号「怖くなる」 打率.391…巨人22歳に高まる期待「とんでもねぇ」

巨人のドラフト3位・荒巻が9日の中日戦でプロ1号など3安打
■中日 3ー2 巨人(9日・福島)
試合には敗れたが強烈な輝きを放った。巨人ドラフト3位ルーキーの荒巻悠内野手(上武大)が9日に福島で行われた中日戦に「7番・一塁」で出場するとプロ初本塁打を含む3打数3安打、1四球と全打席で出塁。打率.391と躍動すると、ネット上には「マジでいい選手になる」といった称賛の声が踊った。
2回1死、同学年の高橋宏斗投手が投じた高めへの140キロのカットボールをとらえた。打球は大きな弧を描き、雨を切り裂いて右翼席へ着弾。プロ1号の先制弾でさっそうとダイヤモンドを周り、仲間とのハイタッチをかわすと「やった〜!」と叫んだ。
その後の打席でも中前打、右前打、四球と全打席で出塁。試合は9回逆転負けを喫し、ヒーローにはなれなかったが、DAZNが公式X(旧ツイッター)に「雨空を切り裂くルーキーの一撃」と本塁打動画を投稿。ファンは「必要なピース」「ポジれる」「このまま定着」「将来のスターきたー」「ワクワクする」「凄すぎる」「こっから怖くなる」「完全に無双」「光のルーキー」「イキのいい若手」「記憶に残る」「とんでもねえわ」などと歓迎している。
荒巻は祐誠高では高校通算37本塁打を誇り、上武大3年時の関東地区選手権決勝では2打席連続アーチを記録。大学屈指のスラッガーとして注目を集め、昨年秋のドラフト会議で巨人から3位指名を受けた22歳。今春のキャンプでは新人唯一の1軍スタート。開幕は2軍で迎え、4月15日に昇格したが同21日に抹消。6月19日に再昇格を果たしていた。