7勝目菅野を指揮官激賞「ミットにずっしりくる」 驚いた“変化”「前回よりもキレが」

オリオールズ・菅野智之【写真:ロイター】
オリオールズ・菅野智之【写真:ロイター】

マンソリーノ代行監督「トモにはとてもハッピーだ」

【MLB】オリオールズ 7ー3 メッツ(日本時間11日・ボルティモア)

 オリオールズ・菅野智之投手が10日(日本時間11日)、本拠地で行われたメッツとのダブルヘッダー第2試合に先発。6回4安打3失点の粘投で今季7勝目を挙げた。トニー・マンソリーノ代行監督は試合後、「キレがあり、安定していた」と称賛した。

 前半戦最終登板と見込まれる菅野は、前日が雨天中止となりスライド登板となった。立ち上がりは先頭から2者連続でヒットを許すと、遊ゴロと犠飛で2失点。2~3回は3者凡退に抑えたが、4回に同点適時打を浴びた。

 5回も2死一、二塁とピンチを招いたが、アロンソを仕留めて無失点とし、6回は3者凡退に退けた。6回99球を投げて4安打3失点、3四球2奪三振の内容だった。味方打線が7得点を奪ったことで、今季7勝目を手にした。

 今季7度目となったクオリティスタート(6回以上を投げて自責点3以下)。高い安定感を見せた右腕に対し、マンソリーノ代行監督は「キレがあり、安定していた。速球の球速が(直近と比べて)上昇していたし、生き生きしていた」と評価。「ミットにずっしりくる感じ。3マイル(約4.8マイル)ほど上昇していて、95マイル(約152.9キロ)をよく計測していた。96マイル(約154.5キロ)もあった」と、速球に驚いたようだ。

 直近5先発はまさかの防御率8.87と大苦戦だった。前半戦最後に復調した姿を見せ、マンソリーノ代行監督は「(球宴があるので)休養することができる。現時点では(後半戦の起用法は)未定。いくつか案がある。フルタイムで(ローテ)5人目として投げてもらうかもしれないけど、もしかしたら多すぎるかもしれない。トモにはとてもハッピー(満足)だ」と活躍を称えていた。

「彼は多くの成功を収めてきた、誇りに思う選手。キャリアを通じて素晴らしいことを成し遂げてきた選手だ。先月は(不調で)キャリア初となる経験だったと思うけど、プレーオフに出場するようなチーム相手にこういう(素晴らしい)活躍をしたことは、とても誇りに思うべきことだ」と、強豪メッツ相手の好投がきっかけになるとした。

(Full-Count編集部)

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