「オオタニの全盛期を無駄にする時間ない」 ド軍に迫られる選択…狙うべき最強守護神

ツインズのジョアン・デュラン【写真:ロイター】
ツインズのジョアン・デュラン【写真:ロイター】

ジェフ・パッサン記者が予想するトレード獲得

 大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の日本人3投手が所属するドジャースは2年連続のワールドシリーズ制覇に向けて順調に白星を重なていたものの、オールスターを前にして6年ぶりの6連敗と嫌な空気が漂っている。勝負の後半戦に向けて必要な“ピース”は何か。米敏腕記者がトレード戦線で獲得を推挙するのは、剛腕リリーバーだ。

 米放送局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は10日(日本時間11日)、プレーオフを狙う上位球団のトレード予想を寄稿した。ドジャースに関しては「投手層の厚さ」が弱点とし、最適な補強選手に挙げたのが、ツインズのジョアン・デュラン投手だ。

 27歳右腕は今季42試合に登板して5勝3敗14セーブ、防御率1.42をマーク。何より素晴らしいのがいまだに被本塁打がゼロ本な点。強烈変化のスプリットに加え、平均100.2マイル(約161キロ)の沈むような剛球で凡打の山を築き、「ドジャースは毎年のトレード期限で大型補強を狙っており、デュランはその条件に合致する」とパッサン記者は見ている。

 一方で好成績ゆえに「獲得には高額な代償が伴う」とも指摘する。しかし、「ドジャースにはショウヘイ・オオタニの全盛期を無駄にする時間はない」として今季もがむしゃらに勝利のためには有望株の放出も辞さないと見ているようだ。ドジャースは今季も投手陣を中心に故障者が続出し、すでに35人を起用。2019年にマリナーズが記録した歴代最多42投手に迫る勢いだという。

 同記者は「もう一人投手を加えるだけでは根本的な解決にはならないかもしれません」としつつも、「デュランであれば、ドジャースは理論上、彼、とタナー・スコット、カービー・イエーツ、アレックス・ベシアをブルペンに配置し、恐ろしいブルペンを形成できるでしょう」と期待を寄せた。今年のトレード期限は、米東部時間7月31日午後6時(日本時間8月1日午前7時)。果たしてドジャースはどんな動きを見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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