6連敗のド軍に「忍び寄る」更なる“困難” 球界OBが指摘した明らかな弱点

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

元レポーター嘆く「ブルペンも先発ローテも怪我人だらけ」

 大谷翔平投手らが所属するドジャースは、11日(日本時間12日)から敵地で球宴前最後のカードとなるジャイアンツ3連戦に挑む。現在、今季ワーストの6連敗中。ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」が“弱点”を分析した。

 メジャー9チームで計11年間プレーした元捕手のエリック・クラッツ氏は「一部の選手に長いイニングを投げることを強いなくてはならない」と指摘。「これだけ多くの接戦でブルペン陣をつぶさない方法を見つけなければいけないと言っている。毎年だいたい今頃から(ブルペンの疲労が)忍び寄ってくるからだ。7月20日から8月15日あたり、選手たちは『ああ……もう投げられない』といった感じで疲労困憊になる」と課題を挙げた。

 かつてドジャースで専属レポーターを務めていたアラナ・リゾさんも「ブルペンも先発ローテも怪我人だらけ」と嘆く。ホワイトソックスやツインズなどで19年間プレーした元捕手のAJ・ピアジンスキー氏は「レイズはかつてドジャースのように(ブルペンデーを多く)していたが、先発投手陣を補強して健康を維持できる投手を獲り、今では先発投手のイニング数でリーグトップ。おかげでブルペンもよくなった。野球のスタイルは選手次第。チームがそういう構造なら、投げさせればいい」と先発陣が長く投げることを求めた。

 これに対してリゾさんは「野球は投手陣を続投させて任せるのではなく、データ解析の担当者が言っていることを支持するようになっている。私が言っているのは、先発投手を打順3巡目も引っ張ってみたら、という意味。以前とはアプローチが変わっている」と“データ偏重”に警鐘を鳴らす。

 ピアジンスキー氏は「オフ日があるプレーオフ中は(データ解析を活かした継投が)有効な時もあるが、20日連続で試合があるとか、27日間で26試合を戦う時期などは、選手たちが疲弊してくる」と同調していた。

(Full-Count編集部)

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