ド軍6連敗で判明した“衝撃事実”「逆に凄い」 チラつく“11”も…発揮した真の強み

2017年の11連敗は1944年以降では球団ワースト
ドジャースは9日(日本時間10日)、ブルワーズに2-3で敗れて今季ワーストとなる6連敗を喫した。依然としてナ・リーグ西地区首位に立っているものの、前半戦終了を前にまさかの失速。一方で、発覚した“衝撃事実”に「すごいな」「そういえば……」とファンも注目している。
7月3日(同4日)のホワイトソックス戦に勝利し、56勝32敗で今季最大の9ゲーム差をつけた。しかし、翌4日(同5日)のアストロズ戦に1-18で大敗を喫すると、同カードは本拠地で3連敗。さらに敵地でのブルワーズ戦でもスイープ負けを喫した。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「今日は負けてフラストレーションを感じている」と笑みを見せることがなかった。
まさかの急失速に日米が騒然としているが、確かに6連敗はかなり珍しいことでもあった。2016年からドジャースの指揮を取るロバーツ監督にとっては、6連敗は10年間でわずか「5回」しかない。「それはそれで凄い」「逆に凄いな」などとファンも注目する一方、ロバーツ政権ではさらなる連敗記録がある。2017年9月2~11日(同3~12日)にかけての11連敗だ。
同年9月1日(同2日)時点では92勝41敗、貯金51で地区2位に16ゲーム差と独走していたドジャースだったが、翌日から逆に驚きの連敗街道。11連敗は、ブルックリン時代に記録した球団ワースト16連敗以降では最長記録となった。もっとも、2017年のドジャースはそれでも圧倒的だった。シーズンは104勝58敗で地区優勝し、ワールドシリーズまで進出。アストロズに3勝4敗で敗れたものの、大舞台まで駒を進めた。
2017年を含め、ロバーツ監督が率いてから6連敗以上を喫したシーズンは、いずれも地区優勝まで進めているのもまたドジャースの凄み。苦しむスター軍団は果たして、本来の姿を取り戻してまた勝利を重ねることができるだろうか。
(Full-Count編集部)