鷹・前田悠伍が6回無失点でプロ初勝利 2年目ドラ1が快投…連敗3でストップ

6回無死一、二塁のピンチを三重殺で凌ぐ
■ソフトバンク 5ー3 楽天(13日・楽天モバイルパーク)
ソフトバンクの前田悠伍投手とは13日、楽天モバイルパークで行われた楽天戦で6回無失点でプロ初勝利を挙げた。最速は147キロ。最終回、楽天打線に追い上げられるも5-3で勝利し、連敗を3でストップさせた。
前田悠は初回1死から村林に中前打を許したが、続く黒川を併殺に。3回はこの日初めて3者凡退でイニングを終えると、4回2死でゴンザレスからプロ初三振を奪った。6回には連打で無死一、二塁のピンチを招いたが、三ゴロの三重殺で無失点に凌いだ。6回81球を投げ、4安打2奪三振、1四球だった。
打線は前日まで33イニング連続無失点と苦しんでいたが、前田悠を援護。2回1死一、二塁で川瀬晃内野手の先制打で35イニングぶりとなる得点。4回にはジーター・ダウンズ内野手の適時三塁打、続く野村勇内野手の遊ゴロの間に3点目を追加した。その後も加点し、6回までに5点をリードした。
9回、この回からマウンドに上がった杉山一樹投手が3点を失い、なおも1死一、二塁のピンチを迎えたが、小深田大翔内野手を二ゴロ、辰己涼介外野手を空振り三振に仕留め逃げ切った。
2023年のドラフト会議で外れ1位ながら3球団競合の末、ソフトバンクに入団。1年目の昨季、10月1日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初登板を果たしたが、3回8安打6失点と打ち込まれていた。
今年のキャンプはA組スタートで先発ローテーションを争った。開幕前に2軍降格となったが、ウエスタン・リーグでは、歴代最長タイ記録となる37回2/3連続無失点をマークするなど、防御率リーグトップの1.07。満を持して昇格すると、今季初登板で悲願の1勝目を手にした。
(Full-Count編集部)